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【自分でエアコン掃除】シロッコファンの黒カビを徹底的に除去する方法


この記事の目次

エアコンのかび臭さの正体

夏場に一週間ほど起動しなかったエアコンがある。臭い防止機能を使い忘れ、内部が湿ったまま、カビが繁殖しやすい30度台で放置してしまったのだ。

このエアコンはそれまでもかび臭い時があったが、使っていると臭いが収まってくるので、そんなに気にはしていなかったのであるが、久しぶりに(と言っても一週間であるが)運転ボタンを押すと、かび臭さは無視できないレベルに達していた。

このカビ臭さが一度でも発生してしまうと、現在のエアコンにはほぼ標準的についている「臭い防止機能」を作動しても取れることはない。

一般的なエアコンについている「臭い防止機能」はエアコン停止後の結露を温風等で乾燥させて、カビが生育しにくい環境に保つためのあくまでも予防用の機能であり、根本的な問題を解決するための除カビや脱臭装置としての機能ではない。だから、カビが一度発生してしまうと条件が揃えば、またカビが大量発生するので、非常に厄介である。

 

多くの人はエアコンを自分で洗浄する場合に、よく市販されているエアコンの洗浄用のスプレーを使おうとすると思われるが、この洗浄スプレーは、カバーを開けると見えるフィン(アルミ製のラジエーターみたいな機器)が対象であり、あれを一生懸命やってもかび臭さは消えない。

かび臭さの正体は、送風ファンにびっしりとついた黒かびによるものがほとんどだからだ。送風ファン(シロッコファン)は送風口から内部を覗くと見える、黒い回転体である。これを徹底的にどうにかきれいにしてあげなければ、かび臭さはまずとれないと思って、間違いはない。

送風ファンをこすってみる

送風ファンをまずはブラシでゴシゴシこすってみると、黒い粉(カビ)がごっそりと落ちてくる。
でもこれだけでは不十分だ。

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ブラシでゴシゴシ擦ったにもかかわらず、これでも奥にカビがびっしりと付着しているのがわかると思う。
そこで、ちょっと冒険してみました。
大人の自由研究である。
夏だし。
 

洗剤で洗ってみました

まずは大きめのビニール袋で養生。
半透明のビニール袋のほうが流れていくのが見えるので使い勝手がいいと思います。
直下には新聞紙を念のため敷いておく。

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使った洗浄剤は、スクラビングバブルのキッチンクリーナー!!
選んだ理由はかなり大雑把だけれど、
名前が本当ならば、泡がこすってくれるんでしょ?
(一応、何種類か試してみたのですが、この定着しやすい泡がポイントなのか、一番効果があったようです)

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養生が終わったら、作業の邪魔になるカバー等の外せるものは極力外し、
 
躊躇せず、送風ファンに噴射。
実際に泡が頑固なカビや汚れを浮かしてくれる。
他の洗浄剤を使うにしても、噴射後しばらく残る泡がポイントになると思います。
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少し時間をおいてから、
ブラシで軽くシャコシャコと、こすることができれば、よりベター。
この時、ブラシは歯ブラシだと小さすぎて作業ストレスがかかるので、
少し大きめのブラシをお勧めする。
でもあまり大きすぎると送風口から届かないので、一度確認してから用意しよう。
エアコンの種類によっては、送風口の部分に、簡単には外せない構造の整流板などが設置してある場合もありますので。
 
カビはしっかりと浮いているので、軽くこすってあげられればそれで十分
 
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じきにクリーナーの泡が溶け、液体となって流れてくるが、汚れ(黒カビ)がこんなに出てくる。
 
これだけだとまだ洗剤や流れきっていない汚れが残っているので、百均に売っているような霧吹きスプレー等を使って、水でもう少し流す。(水鉄砲も使いやすいかもしれない)
むしろ、この洗剤も化学物質過敏症の原因の最たるものであるから、しっかりと流すこと。カビ臭が収まっても、これらの化学物質のせいで咳が止まらなくなっては、元も子もない。
 

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スプレーでシュッシュと洗い流すと送風ファンはご覧の通り、きれいになりました。
 
あとは、送風機能等を使って乾燥させて終了。
 
かび臭さはほとんどありません。

注意事項

エアコンは元々、結露が起こりやすい機器だから、電気回路以外の部分は、そこそこ水には強いので、こんな感じで洗うことができる機種もあります。
でも最近の機種については、色々な機能のため、さまざまな電子的なパーツがついているから、養生も大変なので、おすすめはしません。

「冷やす、温める」だけの機能の原始的なエアコンで、臭いが気になって困るから買い換えようと思っている方は、試してみてもいいかと思い、ここに記しました。

 
でも、カビや汚れがごっそりと流れ落ちていく様は、見ていて本当にスッキリします。
チョー気持ちいい!
 
しつこいようですが、あくまでも自己責任で。
 

使ったアイテムのまとめ

今回、登場したアイテムは以下の通りです。

  • 洗面器-百均で調達、洗浄剤のすすぎ水を受けるために使用。
  • 大きめのポリ袋-3枚位、養生とエアコンからのすすぎ水を洗面器まで誘導。
  • 養生テープ-上記の養生用、太めの方が使いやすい。ガムテープは壁紙が剥がれたり残ったりしないよう注意。
  • ペーパータオル-洗浄液の落ちてくる部分に敷くなど、何かと便利。
  • スクラビングバブル-洗浄剤として使用。半缶程度使用、今回の主役。
  • 霧吹き-すすぎに使用。
  • ナイロンブラシ-シロッコファンを磨く用。あまり小さすぎない方がいい。
  • 新聞紙-いろいろこぼれたりするので、作業するエアコンの下に敷く。
 

 

洗浄剤は、スクラビングバブルを使いましたが、すすぎは念入りにする必要があります。

量は、1本あれば、2~3基分、洗えます。

【まとめ買い】スクラビングバブル 激泡キッチンクリーナー 泡スプレー 3本セット 330ml×3本
 

  

専用の洗浄剤で「くうきれい」というものもあります。ちょっと高いけれど、こちらの方が安心感はある。洗浄ムースを流すリンスがちょっと足りない時があるので、霧吹きもあった方が安心です。 

くうきれい エアコンファン洗浄剤 (エアコン洗浄剤送風ファン用 養生シート付き)

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エアコンの冷却フィン(アルミの部分)の洗浄用も、よく使われているアース製薬の洗浄スプレーより強力なものを使ってみるといいかもしれません。

エアコン内部クリーナーシュ!シュ! 420ML

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